いちご色




あれから一週間





私は斎藤まもると廊下ですれ違うたびに

心臓がドキドキ言うようになった


あみ「さよならー♩」



斎藤「おう」




たったそれだけなのに


あみ((((や、やばい!!!嬉しい///



放課後の日が沈んだ廊下で1人ガッツポーズを取るワタシ



斎藤「ぶっ」


あみ「え??」


振り返るとそこにはさっきすれ違って、もうすでに行ってしまったと思われる斎藤がいるではないか!


斎藤「そのデカイ一人言いう癖直せよ」


あみ「む、無意識なんです!」



あーもー!恥ずかしいよぉぉ(泣


斎藤「お前顔赤いぞ」


あみ「えっ!!!!!/////」


自分の顔に熱を持つのがわかるぐらい赤くなっていることに気づいた







あみ「もー!先生からかわないでください!」





斎藤「ああ、わかったよ。」


そ、そう言えば私まだ名乗ってないかも


斎藤「中村だろ?」




あみ「えっ!あっ!ハイ!中村あみです!」



な、なんで知ってたのかな?




斎藤「上履きにナカムラって書いてあったからだ」




あみ「そ、そっか!」




斎藤「もう暗いし気をつけて帰れよ」






あみ「先生もね!」




私は手を振って下駄箱へ向かう






ふー今日も疲れたぁ





進学校だから授業が中学の時と違って難しいし、なにより教科書の進むペースが早い






あみはと言うと


この間の学力テストでクラスの40人中32位だったのだ






あみ(((((あーもーぢゅかれだああ





この学校じゃおばかなのであった








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