【完】クリスマスケーキはいらないから、浮気しようよ
私は、耳元で小さな声で、彼にいった。
彼は、大きく舌をならして
私をベッドに荒々しく押し倒し、覆い被さった。
それでいいの。
私の唇に、また荒々しく自分の唇を押しつけてキスを深くしてくる。
そして、私の両手首を片手で押さえ、私を上から睨み付けた
「本当に、お前意味わかんねぇよ……」
切なげに聞こえたその声に胸が締め付けられる。
それでも、私は、余裕そうに笑うんだ。