保護者な幼馴染くん

学校につくと校門には沢山の人がいた。

私たちの通うこの学校は私立校ではない

が、大学が経営している学校なので制服

も設備もいい。


そしてまた、進学校というわけではない

がそれなりに人気のある学校だ。


私たちはすぐに玄関に張り出されている

クラス発表の紙を見に行った


.......のだが、周りの視線がうるさい......

これだから女子はっ!

実は私の隣を平然と歩いている空くん。

かなりモテるのです。

昔から何処へ行っても周りの女の子達が

空くんを見てキャーキャー騒いぎ立てる

ものだから隣を歩く私にも集まる視線が

痛いわけですよ…。



それもそのはず、茶色がかったふわふわ

の髪、キレがかった目に整った顔立ち。

なのに、175センチの長身にすらりと伸

びた長い足。

しかも優しくて、成績もTOPクラス。

運動も水泳以外は全て完璧にこなしてし

まうのです!

空くんが水泳が不得意なのはただ単にカ

ナヅチなだけで…

まぁこの話は置いといて。


そんなこんなで、完璧男子を周りの女子

たちがほっておく訳がない。

だからいつもこんな感じですよ。

まぁ、もう慣れつつあるんだけどね。


中学の時なんか、私が空くんと幼馴染の

関係にある事を妬んだ女子たちにいじめ

を受けた事もあったっけ…


いつもこの時の事は思い出さない事にし

てる。

あんな辛い日々は送りたくないもの。


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