保護者な幼馴染くん
「まっ、まじですか....!?」


「まじです♪」

まぁ、確かに美波さんには沢山お世話に

なってるし、美波さんが忍さんの所に行

く事に反対はしない。

だけど、空くんと二人きりで生活なんて

っ!



いくら幼馴染といえど、空くんは男の子

だよっ!


すると、空くんは私を見た。


「僕と二人で住むの嫌?」


そう言う空くんは小首を傾げて聞く。

かっかかかか可愛いっ!!!

そんな可愛く言われたらっ.....

「......嫌じゃない....」

言っちゃったじゃん....

嫌じゃないって言っちゃったじゃん.....

そんな可愛い空くんは、私の返事を聞い

てニヤリとして口を開いた。


「鈴もそう言っている事だし、父さんの

所に行ってきなよ。僕は鈴とここに残る

。」

ァァァァァッ!!!

空くん絶対今のはわざとだ!

私が断れないと分かっててやったんだ!

私は昔から空くんのその笑顔とか子犬っ

ぽい仕草に弱いの知ってるのに‼︎


「良かった!じゃ、私はアメリカに行く

わ。

明日の夜には出発出来ると思うから二人

仲良くね!」


....そっそんな急なっ!

明日の夜から二人きり⁉

突然出た話とは思えないほどの行動力だ。


べつに空くんと二人で暮らすのが嫌な訳

じゃないけど、ドキドキするよぉ..


「分かった。父さんに宜しく。」


「もちろんよ☆鈴ちゃん、空を頼むわよ〜」




.....嗚呼、あっさり決まってしまった....

明日からの生活が不安でショウガナイ。

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