私じゃ、ダメですか?



私はボサボサになっている髪の毛をポニーテールにし、翔平と学校へ向かった。


すでに一時間目が始まっている学校は
静かで先生の声しか聞こえない。

なんとも言えない空気の中
スタスタと廊下を歩く…



ガラガラガラッ



1年2組と書かれた教室のドアをそっと開けるのかと思いきや勢いよく開ける翔平。

あちゃー…

クラスの視線が一気に集まる。


「おぉ!お前らやっと来たな!
二人そろって遅刻とは良い度胸だな…

今日も先生のお手伝いを…」


『ごめんなさい!
明日は絶対遅刻しないからそれだけは勘弁っ!』


顔の前で手を合わせ必死に謝っていると
クラスから笑いが起こった。

チラッと先生の顔を見ると笑っていて


「今日は見逃してやる、次はないぞ」


なんて言ってくれて今回はなんとか免れたみたい!!!!


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