私じゃ、ダメですか?



「王子さまとか言っちゃってどうしちゃったの!?

遥香ちゃんがかっこいいとか珍しいじゃん!

ねぇ、昨日何があったの?
ねー教えてっ!教えてっ!?」



私の肩をワサワサと揺らし、
クラス中に聞こえる声で必死に質問してくる。


うっ…
結構、視線が痛いっ…


『莉緒落ち着いて!ちゃんと話すから!』


私は昨日あった出来事をこと細かく話した。

なぜか知らないけど、後ろにいた翔平も
体を乗り出して私の話しを聞いていた。


< 25 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop