私達は浮気者です《完》



泣き叫ぶ私を見てニヤけるヤクザ。


それを撮りまくるヤクザ。

何度も何度もやられ

抵抗しなくなった私に飽きたのか紙に


何かを書き私の上に落とした。


『これが残りだからな?
 親の分までしっかり払えよ』


といい残し去っていった。

紙には訂正された残金が書かれており

店の電話番号と名前が書かれていた。



それからの流れはわかるよね?

いまもこうして返している。



と、言うのはウソなんだけどね。

借金なんて親の振り込みのおかげで

とっくに返せた。

こんな金があるのなら自分で返せばイーのに。



おっと、お客さんの所に行かなきゃな。




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