私達は浮気者です《完》
不幸へと
ある休日。
1本の電話がかかってきた。
「もしもし?」
それはお客さんからぢゃなくて…。
『瑠来か??』
大好きな麻紀翔からだった。
ウキウキしながら電話に
出るんじゃなかったって後から
後悔することになるなんて…。
「うん。どーした??」
きょーは麻紀翔の用事で遊ばない予定だった。
『なぁ、別れねぇか。』
頭が真っ白になるってこの事なんだって。
言葉がでずに黙っていたまんまだった。
『お前花宮公園これるか?』
別れ話を聞くために行きたくない。
「う…ぅ…う。ん。」
でも私は馬鹿だから、返事をしてしまう。
パッと準備を済ませてから公園にくる。
「よう。」
「うん。」
麻紀翔のところまで重い足を引きずり歩く。
「あのさ、別れよぉや。」
麻紀翔の目が見れずにうつむく。