私達は浮気者です《完》



「俺逹さ、今日お前ん家きていい?」


後ろで「おい!」と言う

りょうちゃんの声が聞こえた。
 

でも、今はそんな事どーでもいい。


俺“逹”?!

逹ってどーゆことだよ。


『きぃてっか???』


聞いてないと思っているのか聞き直す麻紀翔。



「きぃってよ?別に勝手にどーぞ?」



『まぢか??

 飯は適当に買ってくっから

 瑠来はカルボナーラでいいか?』



覚えててくれたんだ。

好きだって…。


「うん、ありがとぉ。

 それじゃぁね。」


ブチッと勝手に切る。



こんの、無神経男が。

久々にあう癖に?

他ん奴ら連れてくるとか神経可笑しすぎ。



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