5人で1つ!これで最強!

運命的なクラスがえ




ついにこの日がやってきた。





鈴木とは同じクラスになりたくない。神様お願い、お願いします!





こんな時に神様って言葉を使うのは一種の精神安定剤的な役割なのかもしれない。



精神安定言葉?

んー、しっくりこねえな。





「見ろよ!クラス表配られてるぜ?」



誰かがそう叫ぶように言っている。指差す先には生徒に囲まれている先生が。





「せいぜい今の間だけでも人気者の気分を味わっとくんだな、先生。」


暗い声がして振り返ってみると、そこには鈴木の標的の一人の大樹が。そしてソイツの隣には例の野球部の青年雄也がいた。




こいつら仲良しさんかよ。とか思って観察してみたが、どうもそうではないようだ。



「淳也くん、俺たちと同じだね。クラス。」



「え?あぁ、そーなんだ。あ!ちょっとクラス表みせて!」


俺はとっさに大樹からクラス表を奪い、自分の名前を探した。


「俺たちは3年B組で……鈴木は…」



「す、鈴木くんとは違うクラスだよ?」




雄也から小さく聞こえたその言葉に深くため息をついた。



あー、良かったー…




これであと一年間、何とかなるっしょ。



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