スイーツ×デイズ
「じゃあ、相手の名前も解ったのか?」


「何て?」


「冬香さん」


ボクがふわふわ、浮かれながら言うと、佐鳴はあからさまに動揺した。


虫を指で突いていたのに、ボクの言葉に、窓に割れんばかりの拳を佐鳴はぶつけた。
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