スイーツ×デイズ
「アイツ……!」


佐鳴は、親指をかじりながらそう言った。


「なんだ、佐鳴。冬香さんのこと、知ってるのか?」


「知ってるよ、大いに知ってるよ」


「ああ、そうだよな。同じ中学だったもんな」


「〜〜」


佐鳴は何だか、興奮しているようだった。


いや、怒っているようだった。
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