スイーツ×デイズ
「ああ、そうさ。好きだあっ、恭汰」


「――本当にホモなの?」


半笑いしながら、クラスメイトの佑菜(ゆうな)が佐鳴に尋ねた。
「そうさ〜。俺はホモ〜」


――佑菜って、やっぱり佐鳴のことが好きだよな。


そう思ったボクの気持ちも、吉野の気持ちも知らずに、佐鳴はボクを抱いたままだった。
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