スイーツ×デイズ
だけど彼は葉琉の方に比べて、どこか物静かな雰囲気だ。


「エルくん、甘いものは好きかい?」


「ああ、大好きですよ」 

エルくんの言葉に、ボクは彼の手をとって、ぎゅっと握り締め、そのまま喫茶店の中へと連行した。


「何も聞いてなかったんですね。葉琉の方から、僕ら双子だってこと」


口元にケーキのクリームをつけてエルくんは言った。


物静かの印象というか……天然入ってるようだ。


葉琉がツッコミで、英琉がボケ?


うーん、いいコンビだ。

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