スイーツ×デイズ
「なんだ、どうしたの? 机に突っ伏して」


登校してきてボクに声をかけてきたのは吉野だった。


「あ? ああ」


ボクは顔をあげた。


昨日のことだもんな。彼女の告白を断ったの。


さっきまで、黒髪の君との会話に浸っていたとは言えない。


「えっと、ちょっとまだ眠たくて」

< 77 / 159 >

この作品をシェア

pagetop