スイーツ×デイズ
「考えごとねぇ、珍し」


ボクはそう言いながら英語のノートをヤツに渡した。

「お礼にまた甘いもんやるから」


「んー。ドーナツ喰いてえな。ミスド行きたい」


すると佐鳴は眉間にシワを寄せ、言った。


「ミスド? 解った。金やるよ」


「えー、ひとりで行くのやだよ。つきあえよ」


「何で男ふたりでミスド行かなきゃならねえんだよ」


「じゃあ、ノート貸さない」
< 83 / 159 >

この作品をシェア

pagetop