スイーツ×デイズ
放課後は彼氏と一緒なんだろうな。ちきしょう。


「なんで入らなかったのさ。エルの男子校だってあたまいいじゃん。ボクの高校と同じくらいのレベルだろ」


「うん、でも、まあ……なんとなくね」


歯切れの悪い答え方だった。


「まあ、双子で同じ学校っていうのも嫌なもんだろうな」


「そうだね」


周囲には下校するうちの学校の生徒がちらほらといた。


女の子2人組、ひとりで帰る生徒、集団の男子生徒……。


中でもブレザーの制服のボクと、学ラン姿のエルといった2人組は、少々異色を放っていた。
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