スイーツ×デイズ
雪のように白い肌。


暖めてあげたくなるように、細くて、雪のように触れるとたちまち消えてしまいそうな体つき。


「知り合いなの? 恭汰くんの方にも話しかけてたじゃん、冬香ちゃん」


「いや、朝の電車がいつも一緒なだけで、顔見知り程度だよ」


「そうか」


そう頷くとエルは、しばし黙った後、一言、言った。


「参ったな、冬香ちゃん、ますます綺麗になった」
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