キズナ
新しい日々

四月。

私は新しい制服に身を包み、鏡に向かって微笑んだ。

今日から中学生。

楽しみなことも沢山あるけれど、不安もある。

クラスになじめるかな?

新しい友達はできるだろうか。

「麻里香ーっ!そろそろ行かないと遅れるわよ!最初が肝心なんだから」

母親に言われて、私は入学祝いに買ってもらった腕時計に目を移した。

「うわっ!もうこんな時間!!いってきま〜す!!」

私はあわてて家を飛び出した。

「行ってらっしゃい。お母さんも後で行くからね!」

「うんっ」

私は元気良く返事をした。








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