闇龍~最強の女~
過去
『おかーさん、おとーさん!
 
 今日はお買い物するんでしょう?
 
 私も行きたい!』

母「あらあら、美海は本当にお出掛けが
  
 好きねぇ。
  
 いいわよ。一緒に行きましょう?」

父「はははっ!みーみ!

  皆でお出掛けだぞ?良かったな!」  

『うんっ!』

──ブロロロロ…

『ねぇねぇ!私、お菓子食べたい!』

母「お菓子?いいわよ。

  可愛い美海の頼みですもの。

  お手伝い、ちゃんとするのよ?」

『はぁーい!』

父「じゃあ、今日は美海の得意なハンバーグが
 
  おとーさん、食べたいなあ。」

『任せて!絶対美味しく作るんだから!

 おかーさん、手伝ってね?』

母「ええ。もちろん。楽しみねぇ」

『早く夜にならないかな♪』

そのとき

父「うわああぁぁぁぁああ!!!」

母「美海!危ない!」

──ギュッ

『…ぇ……』

──ガシャーン!!!

な…に…?

「きゃあぁぁぁぁああ!?」

「きゅ、救急車!」

『お…とう…さ…?おか…あ…さん…?』

母「よ、かった…ケガ…なぃ?」

『私より、おかーさんが!』

父「無事…だったか…?み、み…」

『おとーさん!大丈夫!?』

母「ご、めんね…もう…おかーさん、
 
  無理みたい…」

『い、いや…』

父「美海…ごめんな…?

  おとーさんも…ダメ、みたい、だ…」

『ハンバーグ作るんだから!

 約束したでしょう!?』

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