闇龍~最強の女~
恐怖の鬼ごっこ
~爽 side~

柔らかい唇。ニッと笑った顔。

笑われて悔しいのに、ドキッとしてしまった。

そして、そのあと

周りの状況を忘れていたのか、

急に真っ赤になった顔。

俺以外に見せたくなくて、

抱きかかえてその場から逃げ出した。

こいつ、軽すぎだろ。

てか、柔らけぇな…

なんてことをさっきまで考えていたはず。

なのに…

「そっちいた!?」

「おい!あっちのほう見たか!?」

どうして、こんな事になっているんだろう。

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