闇龍~最強の女~
──チーン
扉が開いてすぐに、
斎「お、きたきた!」
斎さんの、楽しそうな顔…
爽「なにやってんだよ、クソ親父!」
斎「楽しかったでしょ?」
爽「たのしかねーよ!
どんだけ走り回ったと…」
斎「あはははは」
爽「…殴られたいか?」
斎さん…ほんとにこの人は…
恵「ほんと、勘弁してください、理事長」
斎「まーまー、おもしろかったよ?」
綺「理事長くらいですよ、楽しんでたの…」
いろんな意味で疲れたな…
とりあえず、楽しくはなかった。うん。
斎「ま、逃げ切ったみたいだし、
コンテストとー、鬼ごっこの分、
ごほーびあげるー♪」
成績はきっちりあげとくから、と言って、
斎さんは微笑んだ。
斎「んでー、コンテストのごほーびは…
このあとすぐ夏休みじゃん?
それあけてすぐにテストあんだけど、
それ、なしってことで♪
みんな、成績いいし♪」
…じゃあ、成績のごほーびいらねーじゃん…
斎「でー、鬼ごっこのごほーびは…
旅行!」
爽「りょ、旅行?」
恵「この4人でですか?」
斎「そーそー!
夏休みの間にいっといでー♪
ちなみに、
ここから少し離れた海の近くに
ホテル予約してるから」
ご褒美にしちゃ、近くないか?
爽「んなとこ、バイクでいけんじゃん」
斎「でも、きれいなとこだよ?
二泊三日だから☆」
恵「まぁ、楽しそうじゃないですか」
綺「海かぁ…いいね!」
『……海…』
海は、俺の両親が出会った場所なんだ。
俺の名前も、そこからつけられたらしい。
だから俺も、海は好きだ。
斎「楽しんでおいで。
きっと気に入るところだから。
ボソッ…特に美海はね」
『?』
斎「なんでもないよ。
さ、文化祭も残りわずかだ。
少し回ってきたら?」
爽「フッだな。いくか」
『ああ』
恵「どこいきます?」
綺「クレープ食べたい!」
──パタン
扉が開いてすぐに、
斎「お、きたきた!」
斎さんの、楽しそうな顔…
爽「なにやってんだよ、クソ親父!」
斎「楽しかったでしょ?」
爽「たのしかねーよ!
どんだけ走り回ったと…」
斎「あはははは」
爽「…殴られたいか?」
斎さん…ほんとにこの人は…
恵「ほんと、勘弁してください、理事長」
斎「まーまー、おもしろかったよ?」
綺「理事長くらいですよ、楽しんでたの…」
いろんな意味で疲れたな…
とりあえず、楽しくはなかった。うん。
斎「ま、逃げ切ったみたいだし、
コンテストとー、鬼ごっこの分、
ごほーびあげるー♪」
成績はきっちりあげとくから、と言って、
斎さんは微笑んだ。
斎「んでー、コンテストのごほーびは…
このあとすぐ夏休みじゃん?
それあけてすぐにテストあんだけど、
それ、なしってことで♪
みんな、成績いいし♪」
…じゃあ、成績のごほーびいらねーじゃん…
斎「でー、鬼ごっこのごほーびは…
旅行!」
爽「りょ、旅行?」
恵「この4人でですか?」
斎「そーそー!
夏休みの間にいっといでー♪
ちなみに、
ここから少し離れた海の近くに
ホテル予約してるから」
ご褒美にしちゃ、近くないか?
爽「んなとこ、バイクでいけんじゃん」
斎「でも、きれいなとこだよ?
二泊三日だから☆」
恵「まぁ、楽しそうじゃないですか」
綺「海かぁ…いいね!」
『……海…』
海は、俺の両親が出会った場所なんだ。
俺の名前も、そこからつけられたらしい。
だから俺も、海は好きだ。
斎「楽しんでおいで。
きっと気に入るところだから。
ボソッ…特に美海はね」
『?』
斎「なんでもないよ。
さ、文化祭も残りわずかだ。
少し回ってきたら?」
爽「フッだな。いくか」
『ああ』
恵「どこいきます?」
綺「クレープ食べたい!」
──パタン