闇龍~最強の女~
『美海…、もう、大丈夫だよ?』
美「え…?」
『男口調なのは、
守れなかった自分を強くするため…
でも、それだけじゃないでしょう?』
美海はビクリと体を震わせた。
『…そうでもしないと…
自分を強く、保てないからでしょう?
美海は甘えん坊だから…
両親が亡くなってから、
苦しかったんでしょう?』
抱きしめる力を強くする。
『もう、大丈夫だよ?
もっと甘えてもいいよ?
あの頃のように…もっと笑ってもいいよ?』
みんな、そう想ってるはず。
男口調のときの美海は、
美海であって、美海じゃない。
もっと笑っていて、
すごく甘えたがりで…
それが、美海なんだよ?
美「え…?」
『男口調なのは、
守れなかった自分を強くするため…
でも、それだけじゃないでしょう?』
美海はビクリと体を震わせた。
『…そうでもしないと…
自分を強く、保てないからでしょう?
美海は甘えん坊だから…
両親が亡くなってから、
苦しかったんでしょう?』
抱きしめる力を強くする。
『もう、大丈夫だよ?
もっと甘えてもいいよ?
あの頃のように…もっと笑ってもいいよ?』
みんな、そう想ってるはず。
男口調のときの美海は、
美海であって、美海じゃない。
もっと笑っていて、
すごく甘えたがりで…
それが、美海なんだよ?