闇龍~最強の女~
~爽 side~

美「あのね?

  皆に来てほしいとこがあるの」

旅行三日目の昼過ぎ。

泳ぎ疲れてパラソルと下で

グダグダになっている俺たち。

そんなときに美海は突然、

そんなことを言い出した。

綺「いいよー」

恵「いいですよ」

『いいぜ』

それぞれ返事をする。

すると、美海はフワッと笑って

美「ありがとう」

そういった。



…よく、笑うようになったな。

前の美海が嘘のように。

やっぱり、前はどこかで無理をしてたんだと

思う。

怒ったりすると、男口調になるけど。

そして、あいつが笑えば笑うほど。

俺の名前を呼べば呼ぶほど。

愛しさが募っていく。

重症だな。どんどん、気持ちは膨らんでいく。

そろそろ、隠しきれなくなってきた。

近いうちに、言おうかと思っている。

俺の、この気持ちを。
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