闇龍~最強の女~
フッと、美海は笑った。

それは、

儚げで、脆くて、

でも、すごく綺麗だった。

美「ある日になるとね、

  必ずここに来たの。

  お父さんとお母さんが出会った日。

  それが…」

美海は、一呼吸置いた。

美「今日なんだ」

今日…?

美「お父さんとお母さんが死んでから、

  思い出が多いここには来れずにいたの。

  思い出しちゃうから。

  2人のこと」

甘えられる人なんて、

綺羅と両親くらいだったんだろうな。

一番身近にいた人がいなくなったんだ。

辛くて、悲しかったんだろうな…





  

  
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