闇龍~最強の女~
まだ、5歳くらいの頃だったと思う。

「美海ちゃんの髪って、変な色ー。

 目の色も気持ち悪い。

 化け物みたい」

突然、そう言われた。

「ほんとだー!化け物だ!化け物!」

「ばーけもの!ばーけもの!」

その日から俺は

“化け物”と呼ばれるようになった。

髪を引っ張られ、笑われて

辛くて、悲しくて、

影で隠れて泣いていた。

そのときだった。

?「うわぁ…!」

突然声がした。

顔を上げるとそこには

金髪の綺麗な女の子がいた。

(…誰……?)

?「その髪…」

(あぁ…またか…)

化け物とか気持ち悪いとか言うのだろう

そう思っていた。

でも──





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