闇龍~最強の女~
ただ、それだけ。

そして、そのまま寝てしまう。

私を力強く抱きしめたまま。

私は、古田 祐が起きるのをただ待つだけ。

夢で、お母さんのことでも、

想ってるんだろうか。

特に抱かれたりするわけでもないのに

こんなにも感情がでなくなったのは、

喪失感が大きかったからかも知れない。

…会いたいな。あの人たちに。

叶わないことを願っては、

心のなかで涙を流す。

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