闇龍~最強の女~
『私のせいで…ごめんなさい…っ!』

私が買い物に行きたいって言ったから。

お母さんは、私を庇うことになった。

お父さんも、

もしかしたら無事だったかも知れない。

私が、行かなければ、よかったのに。

母「あら、それは違うわよ」

『え…?』

父「美海がいるから、笑えるんだよ?」

わ、たし…?

母「言ったでしょう?愛してるって。

  だから、美海を庇えたことを

  私は嬉しく思ってるわ。

  美海には、生きていてほしいもの」

父「そうだぞ。美海は、父さんたちの

  宝物なんだから。

  だから、美海、笑いなさい?」
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