闇龍~最強の女~
短気な奴だなぁ…

それに…

『おっそ』

──パシッ

「なっ…!」

俺はそれを手で受け止めた。

『今度はこっちからだ』

──ドカッ バキッ

…弱っ

あんなこと言ってたくせに。

「あ、あの…」

『ん?』

女に声をかけられた。

「あり、がとう…ございます…」

『どーいたしまして。ケガは?』

「平気です。本当に助かりました」

『よかった。ここらへんは治安が悪いから

 次からは気をつけな』

「は、はい…!」



その後も何回か

喧嘩があったり、女が迫られていたりしたが

特に大きな問題はなかった。

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