闇龍~最強の女~
もっと縮まる距離
『ふわぁ…』

あくびをしつつ目をあけた。

その瞬間目に飛び込んできたもの。それは…

爽「…ん……」

爽の顔。

そーだった。どうりで眠れたはずだ。

一緒に寝たんだっけ…

爽「ん…美海…?」

『悪い、起こしたか?』

爽「いや、大丈夫だ。

  それより…」

──ギュッ

『わぁっ!』

いきなり抱きしめられた。

爽「もー少しこのまま」

な、なんだこの甘々な状況…

急に恥ずかしくなってきた…///

爽「お。顔真っ赤だぞ?ニヤニヤ」

『う、うるさいっ!』

爽「お前も女だもんな。クックックッ」

くそぅ…なんか悔しい…!

……そーだ!

──チュッ

爽「…へ……?」

ほっぺにチューしてやった。

『あいさつみたいなもんだけど

 仕返し。

 学校行く準備してくる』

そう言って、自分の部屋に戻った。



ほっぺチューしたあと、

爽の顔が真っ赤になっていたことを

美海は知らなかった。












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