闇龍~最強の女~
「お前のおとーさん、外国人なんだって?」

「髪の毛金色ってきもちわるー」

…同じ年の子に、そんなことを

言われるようになった。

髪を引っ張られ、後ろ指をさされ。

苦しかった。

そんなある日、

ある女の子をみた。

サラサラな青色の髪と、

透き通るような藍色の瞳。

一目見て、思わず

『綺麗だねぇー!その目も素敵!』

そう、声をあげてしまった。

自分でもビックリした。

自分から話しかけるなんて、

そんなことあるはずないと思っていたから。

内心戸惑いつつも、

自己紹介をした。

その子の名前を聞くと

美「み…美海…。岡田、美海…」

オロオロしつつも、その子は答えてくれた。

それが、美海だったんだ。






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