闇龍~最強の女~
そのころ──

『なぁ、本当なのか?』

男1「あぁ、葵先生が連れてこいって」

男2「そーそ♪」

…葵だったら、

直接呼びにくると思うんだけど。

てことは、こいつら嘘ついてるってことか。

めんどくせー。

男1「ここだよ♪」

…こんなとこに葵が俺を呼ぶわけねーし。

連れてこられた場所は、学校の隅の

使われていない空き教室だった。

男2「さっ、こんなか入って」

下手に抵抗すれば、めんどくなるから

大人しく入ることにした。

あくまでも、大人しくするのは今だけだけど。

中に入ると…

──ガチャン

男はドアにカギをかけたらしい。

『チッ』

やっぱりな…葵なんていねーし。

男1「ククッ大人しくしてろよ」

『はぁ?するわけねーじゃん』

男2「威勢いいね♪そーいってられんのも…

  今のうちだよ?」

そういって、近づいてきた男。

俺はそいつの後ろにまわり、

首の後ろをトンと叩いた。

──ドサッ

気を失ったらしい。

まぁ、そーなるようにしたんだけど。

男2「なっ…!」






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