闇龍~最強の女~
どーしよっかな…

なんてことを呑気に考えていると、

…誰かが俺を呼ぶ声がした。

?「美海ー!どこだー!?」

誰だろう?言ってみるか。

声を頼りに歩いていった。すると、

爽「あっ!美海!!」

爽に会った。

『あ、爽』

ゆっくりと歩く俺とは対称的に、

慌てるように走ってきた爽に、

──ギュッ

抱きしめられた。

『うわっ!爽!?』

いきなりどーしたんだ?

爽「よ、かった…」

そうとう走り回ったのだろう。

息は乱れて、髪も少し乱れていた。

爽「心配、させんじゃねえよ…」

──ドキッ

余裕のない爽の声に。

抱きしめられた腕の力強さに。

鼓動が飛び跳ねた。
< 82 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop