闇龍~最強の女~
な、なんだこれ…?

顔に熱が集中していくのが分かった。

爽「…美海?」

固まってしまった俺の顔を

心配そうにのぞき込んでくる爽の顔を

なぜか見れなくて顔を逸らした。

爽「なんで顔を逸らす?」

『そ、れは…』

うまく言えないであわあわしていると

──グイッ

『……っ///』

顔を両手で包まれ、正面を向かされた。

必然的に、爽の顔を見ることになる。

それは、いい。

問題は、顔が物凄く近いということ。

思わず、目をギュッと瞑った。

その時、感じたのは

爽の暖かな手と、不思議な安心感だった。

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