闇龍~最強の女~
文化祭
キ、キスした…

うぅ…初めてだからよくわかんねぇー…

でも…

すごく、爽が色っぽくて

かっこよく見えた──。



綺「あっ!見つかったの!?」

恵「心配したんですよ!」

二人も探してくれてたんだ…

『ごめんなさい』

俺は頭を下げた。

綺「はーっ…良かったぁ」

恵「何があったんですか?」

『葵が呼んでるっていうからついてったら、

 なんか部屋に連れ込まれたから、

 とりあえず、気絶させた』

と、言ったら

綺「さ、触られたりしなかった!?」

俺の肩を物凄い勢いでつかみ、

綺羅は問い詰めてきた。

『え、あぁ。別になにも…。

 部屋のカギ閉められたから、

 なんか危ないと思って、すぐやったし』

だから大丈夫、というと

また、溜め息をつかれた。

でも、俺をジッと見つめ、

綺「……その後、なんかあった?」

と聞いてきた。

『…ふぇ?///』

なんともまぬけな声がでてしまった。

顔が火照っていくのがわかる。

なんで分かったんだ!?

綺「何年一緒にいると思ってんの!

  で、何があったの!?」

『あ、そ、それは…っ!』

い、言えるわけねー!

爽とキ、キスしたなんて!

綺「ハッ…まさか爽!?」

俺じゃなく、今度は爽に詰め寄る綺羅。

爽「わ、わりー…つい…」

綺「な、なにしてんのー!?

  美海のファーストキスをー!!」

『ばっ!綺羅!!///』

恵「…え?」

今まで、黙っていた恵一が、反応した。

『え?恵一?』





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