アイドルに恋をして
「今の子って、ガラスのハートだからねぇ…
注意されることって、殆どないらしいよ」


美雪さんは、美夏の隣にきて着替え始める。

「明日、来なかったらどうしましょう…?」


美夏は、急に心配になってきた。


「その時は、その時じゃない?」

あっけらかんと答える美雪さんに、美夏は、ぼう然とする。


そうだった…こういう人だった。


美雪さんは、美夏より一つ上の27歳。
院長秘書をしている。

背が高く、スラリとした足に、綺麗な長い髪を
一つにまとめ美夏にはない、色気がある。


美夏とは、違う部署だが、ロッカーが隣ということもあってよく話す仲の良い先輩だ。





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