魅惑の果実
第六話 甘さと切なさ
「きゃぁぁぁ!! 桐生様と食事にいく約束したの!? やったじゃん!!」
「でもどうしよ!! どんな服着たらいい!?」
「いつも通りでいいんじゃない?」
「子供っぽくない!?」
「そんなふうには思ったことないよ?」
明日香はそう言ってくれるけど、それでも不安はなくならない。
桐生さんはどんな服装が好きなんだろう。
セクシー系?
清楚系?
可愛い系?
ぜんっぜん分かんない。
「マジど〜しよぉ〜う!!」
テーブルに項垂れると、勢いよくドアが開き肩がビクッとなった。
「こらぁー!! ちょっと目を離すとすぐサボるんだから!!」
「だって……何着て行けばいいか分かんないんだもん!!」
「受験生がデートの悩み?」
「受験生だって恋するよ!!」
呆れた様な顔をする美香ちゃん。
分かってるよ。
今の頭じゃ受験する大学のレベルスレスレだって事。
でもこんなんじゃ勉強に集中できないよ。
「でもどうしよ!! どんな服着たらいい!?」
「いつも通りでいいんじゃない?」
「子供っぽくない!?」
「そんなふうには思ったことないよ?」
明日香はそう言ってくれるけど、それでも不安はなくならない。
桐生さんはどんな服装が好きなんだろう。
セクシー系?
清楚系?
可愛い系?
ぜんっぜん分かんない。
「マジど〜しよぉ〜う!!」
テーブルに項垂れると、勢いよくドアが開き肩がビクッとなった。
「こらぁー!! ちょっと目を離すとすぐサボるんだから!!」
「だって……何着て行けばいいか分かんないんだもん!!」
「受験生がデートの悩み?」
「受験生だって恋するよ!!」
呆れた様な顔をする美香ちゃん。
分かってるよ。
今の頭じゃ受験する大学のレベルスレスレだって事。
でもこんなんじゃ勉強に集中できないよ。