魅惑の果実
「健人はみつかった?」
「あ、うん。 見つかっ……」
「御堂(みどう)君だよね!? 西條君の応援にきたの!?」
突然翔との間に割って入られ唖然。
この制服は確かお坊ちゃま学校の隣のお嬢様学校だよね?
ってか香水くさ!!
付け過ぎでしょ。
翔の事は放っておいて、隣の明日香を見ると、目をキラキラさせて健人の姿を追っていた。
「近くに座ってるね」
「オッケー」
返事だけして、コートから目を離さない明日香。
健人の事、マジなんだろうな。
女の子に囲まれる翔を尻目に、私は女子の群れから離れた。
あー窒息するかと思った。
椅子に座って周りを見渡した。
圧倒的に女が多い。
男は三割程度。
まぁしょうがないんだろうな。
さっきコートを見た限り、どっちのチームも中々のイケメン揃いだったし、ファンクラブとかもありそう。
本当にファンクラブとかあろうもんなら、ギャグとしか思えないけどね。
「誰の応援?」
隣を見ると、サッカーのユニフォームを着た男が立っていた。
その後ろにもズラズラと同じユニフォームを着た男たちが立っている。
「あ、うん。 見つかっ……」
「御堂(みどう)君だよね!? 西條君の応援にきたの!?」
突然翔との間に割って入られ唖然。
この制服は確かお坊ちゃま学校の隣のお嬢様学校だよね?
ってか香水くさ!!
付け過ぎでしょ。
翔の事は放っておいて、隣の明日香を見ると、目をキラキラさせて健人の姿を追っていた。
「近くに座ってるね」
「オッケー」
返事だけして、コートから目を離さない明日香。
健人の事、マジなんだろうな。
女の子に囲まれる翔を尻目に、私は女子の群れから離れた。
あー窒息するかと思った。
椅子に座って周りを見渡した。
圧倒的に女が多い。
男は三割程度。
まぁしょうがないんだろうな。
さっきコートを見た限り、どっちのチームも中々のイケメン揃いだったし、ファンクラブとかもありそう。
本当にファンクラブとかあろうもんなら、ギャグとしか思えないけどね。
「誰の応援?」
隣を見ると、サッカーのユニフォームを着た男が立っていた。
その後ろにもズラズラと同じユニフォームを着た男たちが立っている。