魅惑の果実
どれだけ悩もうと、どれだけ悶々としようと、時間は流れるもので、気付けばもう十二月に入ろうとしていた。
明日香と健人は無事に付き合う事となり、自然と私と翔が顔を合わせる事も多くなった。
今日も放課後四人で集まりお茶している。
「いっつも思ってたんだけどさ、ちょこちょこ部活休んで大丈夫なの?」
「外でも試合でも馬鹿やんなきゃ大丈夫です」
「ふ〜ん、部活ってそんなもんなの?」
「うちのバスケ部の監督がそういう方針なんで、他は違うと思いますよ」
これまで部活なんて一度もした事ないからよく分かんないけど、先生によってやり方は其々って事だよね。
本当に実力主義な部活なんだな。
「美月も一緒に応援行こうよぉ〜」
「んじゃ、俺も一緒に行く〜」
「そうだね、タイミング合えば……」
翔と一緒に居たら女の子の視線が痛いから出来れば行きたくない。
彼女でもないのに変に絡まれても嫌だし……。
明日香と健人は無事に付き合う事となり、自然と私と翔が顔を合わせる事も多くなった。
今日も放課後四人で集まりお茶している。
「いっつも思ってたんだけどさ、ちょこちょこ部活休んで大丈夫なの?」
「外でも試合でも馬鹿やんなきゃ大丈夫です」
「ふ〜ん、部活ってそんなもんなの?」
「うちのバスケ部の監督がそういう方針なんで、他は違うと思いますよ」
これまで部活なんて一度もした事ないからよく分かんないけど、先生によってやり方は其々って事だよね。
本当に実力主義な部活なんだな。
「美月も一緒に応援行こうよぉ〜」
「んじゃ、俺も一緒に行く〜」
「そうだね、タイミング合えば……」
翔と一緒に居たら女の子の視線が痛いから出来れば行きたくない。
彼女でもないのに変に絡まれても嫌だし……。