魅惑の果実
酔っ払った輩たちを下まで見送りに行き、店に戻った途端吐き気が込み上げてきた。
ふらつく足で急いでさっきまでいたVIPルームに向かい、VIPルーム内のトイレに駆け込んだ。
「ゔっ……っっ……ん……ッ!」
床にへたり込み、トイレの中に向かって込み上げてきたものを出した。
気持ち悪い……。
嘔吐する度喉が痛くて、涙がこみ上げる。
痛みのせいなのか、今の自分の姿が情けないからなのかは分からないけど、涙が止まらない。
_ドンドンドンッッ!!
「莉乃ちゃん!? 大丈夫!?」
「…………」
「莉乃ちゃん!!」
ドアを必死に叩きながら声を掛けてくれる瑠璃ちゃんに返事をする余裕がない。
「ゔ……ッ」
戻してトイレの水を流す。
何同じ事を繰り返してるんだろう、私……。
トイレットペーパーを乱暴にちぎって口を拭った。
ポイッとトイレの中に投げ捨て水を流す。
駄目だ。
水の流れ見てると更に気持ち悪い。
トイレの蓋を閉めて手を乗せ頬をつけて項垂れた。
「さい、あ……く……」
もうこのままここで寝ちゃいたい。
ふらつく足で急いでさっきまでいたVIPルームに向かい、VIPルーム内のトイレに駆け込んだ。
「ゔっ……っっ……ん……ッ!」
床にへたり込み、トイレの中に向かって込み上げてきたものを出した。
気持ち悪い……。
嘔吐する度喉が痛くて、涙がこみ上げる。
痛みのせいなのか、今の自分の姿が情けないからなのかは分からないけど、涙が止まらない。
_ドンドンドンッッ!!
「莉乃ちゃん!? 大丈夫!?」
「…………」
「莉乃ちゃん!!」
ドアを必死に叩きながら声を掛けてくれる瑠璃ちゃんに返事をする余裕がない。
「ゔ……ッ」
戻してトイレの水を流す。
何同じ事を繰り返してるんだろう、私……。
トイレットペーパーを乱暴にちぎって口を拭った。
ポイッとトイレの中に投げ捨て水を流す。
駄目だ。
水の流れ見てると更に気持ち悪い。
トイレの蓋を閉めて手を乗せ頬をつけて項垂れた。
「さい、あ……く……」
もうこのままここで寝ちゃいたい。