魅惑の果実
_ドンドンドンッッ!!!!
さっきよりも激しくドアが叩かれた。
煩いな!!
「おい莉乃!! 大丈夫か!?」
この声……店長……。
「取り敢えず鍵開けろ!!」
「っ無理、無理、むぅぅりぃぃぃぃぃ!!!!」
こんな状態で開けれるわけないじゃん!!
馬鹿言わ……ぅっ……!
頭を上げたら再び吐き気に襲われて、慌ててトイレの蓋を開けた。
「ハァ、ハァ……っ」
もう胃の中は空っぽらしく、何も出てこない。
胃が痛い……。
ドアの外がさっきよりも騒がしくなり、顔を向けると勢いよくドアが開いた。
「お前は何をしているんだ」
鋭く冷たい声。
トイレの直ぐ外にはいつもより怖い顔をした桐生さんが立っていた。
元わといえば誰のせいでこんなに苛つく羽目になってると思ってんの!?
ってかそんな事言われたって……言われたってね……っ。
「私だってわっかんないよ!! 出てってよ!!」
「桐生さんすみません!! 莉乃! お前飲み過ぎなんだよ!!」
「私の所為なんです!! 私を庇って……」
「違う!! 私が飲みたくて飲んだの!! ただそれだけ!! 瑠璃ちゃんは関係ないから!!!!」
さっきよりも激しくドアが叩かれた。
煩いな!!
「おい莉乃!! 大丈夫か!?」
この声……店長……。
「取り敢えず鍵開けろ!!」
「っ無理、無理、むぅぅりぃぃぃぃぃ!!!!」
こんな状態で開けれるわけないじゃん!!
馬鹿言わ……ぅっ……!
頭を上げたら再び吐き気に襲われて、慌ててトイレの蓋を開けた。
「ハァ、ハァ……っ」
もう胃の中は空っぽらしく、何も出てこない。
胃が痛い……。
ドアの外がさっきよりも騒がしくなり、顔を向けると勢いよくドアが開いた。
「お前は何をしているんだ」
鋭く冷たい声。
トイレの直ぐ外にはいつもより怖い顔をした桐生さんが立っていた。
元わといえば誰のせいでこんなに苛つく羽目になってると思ってんの!?
ってかそんな事言われたって……言われたってね……っ。
「私だってわっかんないよ!! 出てってよ!!」
「桐生さんすみません!! 莉乃! お前飲み過ぎなんだよ!!」
「私の所為なんです!! 私を庇って……」
「違う!! 私が飲みたくて飲んだの!! ただそれだけ!! 瑠璃ちゃんは関係ないから!!!!」