魅惑の果実
土曜日の夜、久しぶりに明日香のお家に来ている。
「お庭使っちゃって本当にいいの?」
「いいの、いいの! お母さんにはオッケーもらってるし、問題ないって!!」
二年前に建て終えた、まだ新しいお家の匂いがする明日香の実家。
お庭も広くて綺麗。
今のご時世、外で花火をするのは何処も決まりが厳しい為、明日香の実家のお庭を借りる事になったんだけど、ちょっと気が引ける。
「翔君から連絡来た時は本当にビックリしたよ! てか帝の事もいいの?」
明日香の膝の上でテレビを見ている帝の頭を撫でた。
テレビに夢中な帝は気にも留めない。
「ずっと隠すのは無理でしょ? だったらさっさと言っちゃうよ。 てか、今日ママさんたちは?」
「この間結婚記念日だったから、この土日でどっか泊まりに行ってるよ」
「相変わらず仲良しだね」
「中学の時はそうでもなかったんだよ? 急に仲良くなっちゃって、どぉしたの?って感じ」
「仲が良い事は良い事じゃん」
「まぁね」
明日香の家族は理想の家族って感じ。
「お庭使っちゃって本当にいいの?」
「いいの、いいの! お母さんにはオッケーもらってるし、問題ないって!!」
二年前に建て終えた、まだ新しいお家の匂いがする明日香の実家。
お庭も広くて綺麗。
今のご時世、外で花火をするのは何処も決まりが厳しい為、明日香の実家のお庭を借りる事になったんだけど、ちょっと気が引ける。
「翔君から連絡来た時は本当にビックリしたよ! てか帝の事もいいの?」
明日香の膝の上でテレビを見ている帝の頭を撫でた。
テレビに夢中な帝は気にも留めない。
「ずっと隠すのは無理でしょ? だったらさっさと言っちゃうよ。 てか、今日ママさんたちは?」
「この間結婚記念日だったから、この土日でどっか泊まりに行ってるよ」
「相変わらず仲良しだね」
「中学の時はそうでもなかったんだよ? 急に仲良くなっちゃって、どぉしたの?って感じ」
「仲が良い事は良い事じゃん」
「まぁね」
明日香の家族は理想の家族って感じ。