冷淡男子の隣がいい
「……確かに俺には弟がいるけどな」
月満くんがいた…
その後ろには真希ちゃんもいた…
もしかして、呼んできてくれたのかな?
「どうして王子がここに!?」
「西野をもらいにきた、あと、そのくだらないファンクラブみたいなんもいい加減解散しろ」
「…嫌よ、嫌だわっ…」
「そうだよ…そんなこと言わないで…」
ファンの女の子は今にも涙が溢れそうだった…
「お前らがしてるクイズっていうのも毎朝キャアキャア騒がれんのも俺にとってはストーカー行為同然だ」
…女の子がついに泣き出してしまった…
あぁ、…こんなのどうするの?
そう思っていた私だったが、月満くんに腕を引っ張られ歩かされた…
「あと、二度とコイツに手出すな。俺は言ったからな」