木からlove


ダンッ…


思わず気から飛び降りた。


「何で…っ。
 奥村君がここに?!」


女たちが驚いてキョドってる。
顔も真っ青だ。


「俺そんなこと言ってねーし。
 勝手なこと言うな。迷惑。」


女たちは黙って去るかと思っていたら…


「…っ。奥村君っ。
 あの、これは違うの。」

「うっ、うちらはただ
 桂木さんと仲良くなりたくて…」


こいつら何言い訳してんの?
早くどっか行ってほしいんだけど。

余計に俺を苛立たせる。


「仲良くするための手段が、
 人のこと攻めて突き飛ばすこと?」

「……いやっ……」

「それ本気で言ってんなら
 お前等人間やめた方が良いんじゃね。」


そこまで言うとようやく女たちは、悔しそうな顔をして去って行った。

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