木からlove
───……
「昨日は奥村君に邪魔されちゃったから
言いたいこと言いきれなくてー。」
はい。呼び出し。
場所はゴミ捨て場。
体育館横は奥村君がいると分かった女たちが考えた場所だ。
ここなら見られそうもないし大丈夫かもしれない。
良いところ見つけてくれたなぁ。
次からここに呼び出されるようにしよう。
「ねぇ。
聞いてんの?」
ハッ…
聞いてなかった。
今後のことを考えてたらうっかり…。
「マジこの女なんなの。
もうめんどくさい。帰ろ。」
その言葉そのまま返したい。
なんだか良く分からないけど、去って行ったし、自分も教室戻りまっか。