木からlove


───……


「昨日は奥村君に邪魔されちゃったから
 言いたいこと言いきれなくてー。」


はい。呼び出し。

場所はゴミ捨て場。
体育館横は奥村君がいると分かった女たちが考えた場所だ。

ここなら見られそうもないし大丈夫かもしれない。
良いところ見つけてくれたなぁ。
次からここに呼び出されるようにしよう。


「ねぇ。
 聞いてんの?」


ハッ…
聞いてなかった。
今後のことを考えてたらうっかり…。


「マジこの女なんなの。
 もうめんどくさい。帰ろ。」


その言葉そのまま返したい。

なんだか良く分からないけど、去って行ったし、自分も教室戻りまっか。

< 19 / 24 >

この作品をシェア

pagetop