【完】イケナイ恋~先生と私~
「私がいなければ、結婚できるでしょ。
荷物もまとめたから、今からここを出る。
先生も、ありがとうございました。
少しの間だったけど、一緒にいれて幸せでした。
陸上に向き合うことができたのも先生のおかげです。
・・・お幸せに。」
「待って、梨香子!!」
「支倉っ!!」
私は、荷物を持って走り始めた。
後ろから先生が追いかけてきているのが分かるけど
私は陸上の星だよ?
本気で、本気で走って先生なんてすぐ見えなくなった。