【完】イケナイ恋~先生と私~
「・・・え。」
部屋に誰もいないです。
何度も確認したから、部屋は間違ってないです。
いくつか扉があるから
その向こうなのかもしれない。
順番にあたっていけばいいか。
そう思って気を抜いたのがいけなかった。
横から背後に人がいるのに気付かなかったんだから。
再び私は手を引かれた。
今度は後ろに向かってだったから、引いた人の体に倒れ込んだ。
「んもー敦君、何回も同じことしないでよ!」