【完】イケナイ恋~先生と私~
紅茶を入れてっと・・・。
私、こういうの昔から運ぶの苦手なんだよね。
絶対に喫茶店とかじゃバイトできないわ。
そーっと、そーっと。
「支倉大丈夫か?」
運ぶ私が危なっかしすぎて、先生にまで心配された!
「だいじょーぶですー!」
こうなったら意地や。
何としても無事に運んでやります!
手が震えるし、中身がこぼれそうになるのはどうしてかしら・・・。
「先生お待たせしましたーぁあ!!!」
もう少しで任務完了だと思ったのに、カーペットにつまづいてしまった。
まずい!紅茶こぼれる・・・!
私は反射的に目を瞑った。