【完】イケナイ恋~先生と私~




「先生お待たせしました、私の母親の早織さんです!」


「すいません、お待たせして。
 梨香子の母親の早織で・・・」


駆け足で入ってきた早織さんが急に黙った。
違うな、続ける言葉が無いみたいな顔・・・。


「どうしたのお母さん?」


その時の早織さんの顔は懐かしむような、何かを危惧しているかのような。
とにかく喜怒哀楽がすべて混ざったような顔をしていた。



「くーちゃん・・・。」


先生も似たような表情浮かべて、早織さん見て変な言葉言ってますし。



「ちょっと二人とも!
 どうかしたの!?」


二人の間で猫だまし!どや。


「っあ・・・ごめん梨香子。
 ・・・久しぶりね瑞季君。」


「こちらこそ先生、ご無沙汰してます。」


・・・何この会話。



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