【完】イケナイ恋~先生と私~
ムカムカ。
何かすっごいイライラする。
これが嫉妬なのだろうか。
私からは敦君にくっついたことはないのに、この子はやってる。
しかもあっくんって呼んでるし。
何この子、彼女なの?
「あんた、支倉梨香子?」
「えっ!?」
そんな考えを巡らせていたからだろうか、
さっきとは正反対の声のトーンで
私の名前を呼んだ彼女に驚きを隠せなかった。
「そ、そうですけど・・・。」
「へぇ。
私の名前は篠崎ソティ。」
「ソティ!帰るぞ!」
「いやよあっくん。
私はこの人にいずれ会うべきだったのよ?」
えっと・・・、何の話ですか?